ディスクドッグ

チームエレメンツについて

ディスクドッグ世界チャンピオンのkosukeです。

フリースタイルのジャッジング項目の1つであるチームエレメンツを少しだけ深掘りしてみましょう:)
まずはチームエレメンツを構成する7つの項目を整理

①【オーバー】人を跳び越えてディスクをキャッチ
②【ボルト】人の体を蹴る勢いを利用してディスクをキャッチ
③【マルチプル】素早い連続キャッチ
④【ドッグキャッチ】ディスクをキャッチした犬を人がキャッチ
⑤【チームムーブメント】人と犬の息が合った動き
⑥【パッシング】人のそばを通過しながらディスクをキャッチ
⑦【ディレクショナル ディスタンス ムーブメント】離れた距離で連続キャッチ

オーバー ーOverー

ディスクを空中でキャッチしながら人の体を跳び越える技をオーバーといいます。
この時に犬が人に触れてしまうとオーバーとみなされない場合も!

オーバーのポイントを確実に狙うためにはバリエーションが2つ以上ある必要があります。

ペッパー
ペッパー
バリエーションはどう判断するの?

それについては次の3つを押さえれば大丈夫

・跳び越える人の体のパーツ
・トス
・犬の跳ぶ体勢

跳び越える人の体のパーツ

脚を飛び越える”レッグオーバー”を右脚/左脚でそれぞれ行ったとしたらそれでもう2つのバリエーションです。
他にも頭の上を飛び越える”リアルオーバー”、犬が人を飛び越えている最中に前転したり、反転するなどの動きを行う”ムービングオーバー”などもこれに当てはまりますね。
もちろん飛び越える体の場所によって難易度は変わってきますが、基本的には全部同じ考ええ。

トス

オーバー/*ボルト/*ドッグキャッチなどの技を行う時にディスクを下から上に投げる事をトスと呼ぶ
*この後出てきます:)

左脚のレッグオーバーをするとして、そのトスを一つは右手で、もう一つは左手で投げる。
これですでに2つのバリエーション。
プレイヤーエレメンツで説明したグリップ、リリース位置を意識すると種類はたくさんありますね:)

犬の跳ぶ体勢

空中で体を回転させながらディスクをキャッチする”フリップ”をしながらオーバーをするなど。

ボルト ーVaultー

人の体を蹴る勢いを利用してディスクをキャッチするを”ボルト”といい、
これも2つ以上のバリエーションでポイントとなります。

このバリエーションは次の2つを押さえればOK:)

・蹴る人の体のパーツ
・トスの種類

マルチプル -Multiple-

同じ系統の動きの中でディスクを3枚以上連続でキャッチするのがマルチプルです!

ペッパー
ペッパー
意味が分からない

テンポよくディスクをキャッチすると思えばいいです(^^;

このテンポよくっていうのが大事。ここで間延びしてしまうとマルチプルとしては弱くなってしまいます。

ドッグキャッチ -Dog Catch-

①人がトスを上げる
②犬がジャンプ
③犬がディスクをキャッチ
④人が犬をキャッチ

これでドッグキャッチです:)
ドッグキャッチのバリエーションも以下の通り。

・トスの種類
・ディスクをキャッチする犬の空中姿勢(フリップなど)

チームムーブメント -Team Movement-

この項目に関してはディスクのキャッチが発生しなくてもOK:)
人の脚の間くぐる”スルー””エイト”
二本足で立つ”スタンド”などが当てはまります。

犬だけが行う技よりも、人と一緒だからこそできる技の方が見ている人の心をより掴みます:)

パッシング

-Passing-
人のそばを通過しながらディスクをキャッチ。
これを2回連続で行うとパッシングになります。

犬と人との距離が離れずに行うモノを”ショートパッシング
【オーバー】→【オーバー】 など

逆に離れるものを”ロングパッシング”と呼びます。
【ロングスロー】→【ロングスロー】

ロングパッシングに関しては犬が人のすぐそばを通過しなくても、パッシングのポイントになる事がほとんどです。

ディレクショナル ディスタンス ムーブメント

-Directional Distance Movement- 以下DDM

人と犬との距離が5ヤード(4.57m)以上の状態を保ちつつディスクを4枚以上キャッチ。
次の2つが代表的なDDM

・ジグザグ -ZigZag-
・サークルムーブメント -Circle Movement-

ジグザグ -ZigZag-

犬が左右に切り返しながらディスクをキャッチします。(動画00:21~)

サークルムーブメント -Circle Movement-

人を中心として円を描くようにして動きながらディスクをキャッチします。

さいごに

というわけで以上がチームエレメンツでした。

これらは全部出来なくてはいけないというモノではありません。
ルーチンの中で苦手なものをあえてやる必要はないし(トレーニングはするべき)、自分の犬のいい部分を見せるよう心がけましょう:)