ディスクドッグ世界チャンピオンのkosukeです。
フリースタイルのジャッジング項目の1つであるプレイヤーエレメンツを少しだけ深掘りしてみましょう:)
まずはプレイヤーエレメンツを構成する4つの項目を整理
①【フィールドプレゼンテーション】フィールドの使い方
②【リリースディバーシティ】ディスクを投げる技術とその種類
③【ディスクマネージメント】ディスク管理能力
④【リズミックチーム】スムーズな動き
フィールドプレゼンテーション
ーField Presentationー
フィールドをどれだけ使えているかです。
犬/人ともにフィールド全体をまんべんなく使えているチームは好印象:)
実はこのフィールドプレゼンテーション
”もぉぉぉの凄く奥が深い!!”
ただ、考えだすとむちゃくちゃ面白い!
こうしなければいけない!というのはありませんが
シンプルな考え方はこれでいいかと思います:)
フィールドの四方に観客がいるとして、その四方の観客を最初から最後まで惹きつける事が出来たとしたら素晴らしいフィールドプレゼンテーション
リリースディバーシティ

ーRelease Diversityー
ディスクを投げる技術にあたるこの項目。
ジャッジが注目するのは次の3つ
・リリース位置
・グリップ
・スピン
リリース位置
ディスクを投げだす位置のこと。
例えば
・背中の後ろから投げる
・脚の下から投げる
・しゃがみながら投げる
・ジャンプ中に投げる など
グリップ
ディスクの持ち方の事
このグリップを使い分けることで様々なリリース位置から投げることを可能にします。
スピン
そのままの意味でディスクの回転の事。
スピンがかかっているとディスクの滞空時間が長くなるので
ディスクの飛ぶ美しさを表現することが出来ます。
ディスクドッグである以上ディスクそのものを魅せることも大事:)
ディスクマネージメント

ーDisc Managementー
直訳になるけれど”ディスク管理能力”の事です。
ディスクを向こうに投げて、次ははこっちに投げて、そうするとディスクはあそこにあることになるので、今度はそれを拾い、そうするとこのセグメントが出来て、次は…
みたいな感じでルーチンの中のディスクの動きを管理するという事:)
フリースタイルで使えるディスクは10枚まで。
その限られたディスクでどうルーチンを展開していくか。
それがディスクマネージメントの評価に直結します。
フィールドプレゼンテーションとディスクマネージメントはかなり密接な関係にあります!ルーチンを作る上でこの2つは同時に考えなければいけません:)
リズミックチーム
-Rhythmic Team –
ルーチンの中でスムーズな動きを出来ているかです。
無意識で動いているとほとんどの場合はぎこちなく見えてしまいます。
これをは”(ジャーキーjerky)と呼ばれます。
なのでジャーキーにはならないように意識してくださいね:)
そして注目すべきはこの項目の名前。
“Rhythmic TEAM” なんです!
つまり、人と犬との息の合った動きこそがこの項目の本当の意味(だと思っている)。
ドッグスポーツの魅力

ドッグスポーツの魅力は老若男女問わず同じフィールドで
真剣に競い合うことが出来ることです。
もちろん年齢によって体の動きに違いがあると思います。
しかしこのスポーツの主役は人でありません。
主役は”犬”と”チーム”
60歳を過ぎてからディスクドッグを始め、ついには世界8位という成績を残した伝説の女性プレイヤー(現役)が実在します。
犬とトレーニングを積み重ね、犬の素晴らしさ、そしてチームとしての素晴らしさを表現した結果です。
ドッグスポーツの深さを考えさせられますね:))