ディスクドッグ世界チャンピオンのkosukeです。
フリースタイルのジャッジング項目の1つであるケーナインエレメンツを少しだけ深掘りしてみましょう:)
まずはケーナインエレメンツを構成する4つの項目を整理
①【プレイドライブ】 集中力
②【レトリーバル】 くわえているディスクの扱い方
③【アスレチシズム】走力, ジャンプ力, 着地力, バランス感覚
④【グリップ】 キャッチの巧さ
プレイドライブ
ルーチン全体を通して集中力を見せているか。
ちなみにプレイドライブを英語で書くと”Prey Drive”
”Prey”は”獲物”という意味。Play(遊び)とは異なります。
プレイドライブが高い犬達の共通点はこれ
・冷静に全力
・人の動きに合わせて動いている
・楽しんでいる:)
冷静で全力
”周りが見えている”いうのが大事。
全力だとしても興奮状態だと、、、まだ足りない!
その先が冷静で全力。
人の動きに合わせて動く
これはなかなかハイレベルな内容。
フリースタイルはドッグスポーツでありながらチームスポーツ。
犬と人がコミュニケーションを取っている姿こそが素敵なのです!
楽しんでいる:)
楽しんでいる犬は体全体から楽しいエナジーがあふれ出ています!
このエナジーは犬の個性を際立たせるのです!!
この個性が有ると無いとでは大きく印象が異なります!!!
レトリーバル
キャッチした後のディスクの扱い方。
くわえているディスクを人の近くでも遠くでも離せる事を表現できたらgood:)
アスレチシズム
一言でいえば犬の運動神経!
アスレチシズムは次の4つだと思って大丈夫です。
・走力
・ジャンプ力
・着地力
・バランス感覚
走力
走力というのは速ければ良いというモノではありません。
状況に応じたスピードの緩急、持久力、ブレーキングといった要素も含まれます。
ジャンプ力
ジャンプの高さ、空中姿勢、滞空時間が含まれます。
着地力
安全でコントロールされた着地
バランス感覚
体のコントロールが出来ているか。二本足で立つスタンドトリックなどもここに含まれます。
グリップ
キャッチの巧さに関する項目。
グリップを見せるシンプルな方法は次の2つ
・右回転&左回転のスローをキャッチ
・ディスクを奥歯まで使ってキャッチ
右回転&左回転のスローをキャッチ
どちらの回転のディスクもしっかりとキャッチ出来る事見せることでグリップの良さを表現できます。
ディスクを裏向きで投げるアップサイドダウンをキャッチするのも有効
ディスクを奥歯まで使ってキャッチ
口先だけになってはダメという事ですね:)
これでしっかりとしたバイト(噛み)の強さを見せることが出来ます。
犬種のはなし
現在、世界では400種類を超える犬達が存在します。
犬種によって骨格や性格が異なるのと同様に、身体的能力の限界値も異なります。
ケーナインエレメンツのジャッジはその部分を考慮してポイントをつけているのです!
そもそもディスクをキャッチするだけでスーパードッグです!
しかも周りに自分の犬と同じ犬種が少ないとしたらなおさら凄いこと!!
さいごに
ルールを理解することで、自分の犬のストロングポイントを発見したり今後のトレーニングプランが見えてくるのではないでしょうか!?
同じトレーニングばっかりだと犬も人も退屈してしまいます。
毎回刺激的なトレーニングを心がけていきましょう:)