How to

ドッグスポーツの始め方!☆ディスクドッグ(フリスビードッグ)編☆ その5

ディスクドッグ

ディスクドッグ世界チャンピオンのkosukeです。

今回がこのシリーズ最後の投稿となります。
ここまで来ると犬はあなたと遊びたくて
うずうずしているはず:)

未知との遭遇!?

これまでのトレーニングでは人が手に持っているディスクをキャッチしてきました。
しかし次は 空に浮かぶ”未確認?飛行物体”が登場します!

それではいよいよ手から離れたディスクをキャッチしましょう!

が、その前に確認。

前回(その4)のトレーニングは上手くいったでしょうか!? こういった悩みもあるかと思います。

タグディスクから競技用ディスクに切り替えたらキャッチしなくなっちゃった:(

これは良くあるケースなので全く心配ありません!
犬の心の準備ができる前に次のステップに進んでしまったのでちょっとビックリしただけ。
タグディスクでもう一度トレーニングをして以下の事を確かめてください。

・タグディスクを奥歯でしっかりと噛んでいる!
・タグディスクにアタック(躊躇なくキャッチに向かう)している!

これらを確認したうえであと数回同じトレーニングを行ってください。その頃には準備万端なはずです。また、引き続きタグディスクを使ってこれから紹介するトレーニングを行っても問題ありません。そして最終的に競技用ディスクに切り替えればOKです:)

歯が痛いという可能性もあるかも。歯を1本1本押してみて痛がらないかチェックしてみててください。また子犬の場合は永久歯に生え変わる時期(3~10ヶ月くらい)まではあまり激しくタギング(引っ張りっこ)をしないでください

空中でディスクをキャッチするための2ステップ

それではいよいよトレーニングに移りましょう。
以下の2ステップで空中でディスクはキャッチできるはず!
いいですか、決して焦らないでくださいね:)

スロー(投げる)するかのようにテイク
テイクするかのようにスロー

詳しいやり方は下記の【How To】で説明します:)

テイクってなに?

テイクというのは

手に持ったままのディスクを犬にキャッチさせる事

実は前回のトレーングでこの”テイク”を使っていました

・テイク(TAKE)
手に持ったままのディスクを犬にキャッチさせる事。基本的には犬がキャッチした瞬間に手を離す。

テイク(TAKE)※超大事

今後とも使っていくワードなので知っておくと便利です:)
僕のトレーニングに絶対に欠かせないのが”テイク”。
多くの場面で使っています。

先にメリットとデメリットだけ説明します。

【メリット】
・犬がキャッチできる可能性が格段に上がる

【デメリット】
・特に思い浮かびません:)

犬がキャッチできる可能性が格段に上がる

テイクの良いところはディスクを投げなくていいので人のミスが格段に減ります。つまり
犬がキャッチできる可能性が格段に上がるという事:) シンプルですね。
前にも書いたように
成功体験は犬の自信を作ります。
自信に満ち溢れた犬の成長スピードはとても早くチャレンジ精神旺盛です。

How to

<用意するモノ> ディスク5枚~6枚(タグディスク可)

①スロー(投げる)するかのようにテイク
②テイクするかのようにスロー

①スロー(投げる)するかのようにテイク

※右利きを想定して書きます。左利きの方は右左を入れ替えて読んでください。

1)右手に1枚ディスクを持ち、残りのディスクは左手に
2)犬から逃げる方向へ動く
3)右手のディスクを犬に見せる
4)ディスクをゆっくりとスイング
5)テイクで犬がディスクをキャッチ
6)反対に逃げる
7)右手にディスクを1枚持つ → 3)に戻る

1)右手に1枚ディスクを持ち、残りのディスクは左手に

左手は力を抜いて下に降ろしておこう
無意識に胸のあたりで抱えてしまう事があります。そうすると犬にとっては、抱えているディスクが視界に入るので右手のディスクに集中しづらくなります:(

2)犬から逃げる方向へ動く

早歩きくらいで大丈夫。この時に意識してほしいのは

上半身だけ左側に半身になる事。

どうして左側に半身にするの?

このトレーニングに関しては
犬がディスクをキャッチする際に人の左側を通って欲しいのです!

右利きの人はもちろん右手でディスクを投げます。その時にディスクを後ろに引いてから前に投げる”スイング”という動作を行います。

犬は左側を通る事で、このスイングを最初から最後まで見続けることが出来ます。

そうすると犬はそのスイングの意味を徐々に理解していきます。この理解こそがディスクキャッチへの最短距離となるのです:)

3)右手のディスクを犬に見せる

ディスクの表の面を犬に見せます。そうすることで犬がそのディスクに集中することが出来ます。

4)ディスクをゆっくりとスイング

3)で見せたディスクをゆっくりとスイングします。スイングというのはディスクを後ろに引いて前に投げ出す時の動作の事。
※動画ではディスクを前後というよりも上下に動かしています。この段階では距離を投げないのでこの方が犬にとって分かりやすいです

5)テイクで犬がディスクをキャッチ

犬によってディスクをキャッチできる高さは異なります。自分の犬に最適な高さを見つけましょう:)

犬がディスクキャッチした瞬間にディスクを手から離す

ディスク手から離さないと犬が首を痛める可能性があります。犬のスピードがついている時には特に気をつけてくださいね:)

6)反対に逃げる

犬がディスクをキャッチした後は反対に逃げましょう。
そうすることで犬の気持ちは次に向かいます。

7)右手にディスクを1枚持つ → 3)に戻る

次のディスクをキャッチさせたいので、左手に持っているディスクを1枚右手に持ちます。
そして

3)右手のディスクを犬に見せる

に戻ります:)

右手のディスクを見せた時に、犬がディスクを口から離す(離している)のを確認してください!

ここも大切な部分です!当然、ディスクをくわえたままだと次のディスクをキャッチすることが出来ません。3)を行った時に、必ず口の中のディスクを離したのを確認してから4)を行ってください。

②テイクするかのようにスロー

動画の15秒~を参考にしてください。
※撮影の仕方が悪く、ちょうど背中を向けてしまいました:( ご了承ください。

やっている動きは上記とほぼ変わりません。ただ最後の瞬間に少しだけディスクを空中に投げています。このように変化を小さくすることで、スムーズに次のステップに向かうことが出来ます。

まとめ

ここま出来ればあなたの犬は立派なディスクドッグです!あとはどんどん成長し続けることでしょう。

実際1人で練習を進めていくと
・次に何をしたらいいのか?
・ディスクを遠くに投げるには?

など様々な疑問が出てくると思います。
そんな時には経験者と一緒にトレーニングをするのが一番です。

各地方に同じ考えを持つディスクドッグクラブがあるので
興味がある方はTwitter/Facebookなどで僕にメッセージください。

それではありがとうございました。楽しい楽しいドッグライフを送ってください:)

ドグタウン工房(僕がいる場所です)
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